製造

“PAST” Sole Sneaker

“PAST” Sole Sneaker の特徴は、その名の通り存在感を放つソール。

ソール・トゥキャップの成型

通常ソールの型の成型にはスキャンやCADを使⽤しますが、
“PAST” Sole Sneakerのソールは、イタリアのソールマスターが⼿作業で削っています。

擦り減ったソール。
経年変化で朽ちたゴム。
履き古された⾵合い、表情を忠実に再現しています。

ソール同様に、トゥキャップも⼿作業で仕上げます。

ソール・トゥキャップの成型

イタリアのソールマスターによる⼿作業で作られた⾦型を使い、
ソールとトゥキャップをフランスの⼯場で製造します。

ソールとトゥキャップの製作は、まず⾦型作りからスタートします。

1937年にゴム⽤の⾦型⼯房としてスタートし、1951年にイタリア北部のVERGAMO(ベルガモ)という街に設⽴されたGRANMONDO s.r.l.社。
ソールやトゥキャップを製造するための⾦型は、射出成形機や圧縮機などを使⽤して今⽇まで伝統を引き継いだ同社の職⼈と技術者によって、製作されます。

その後職⼈の⼿作業によって仕上がった⾦型を⽤いて、無形⽂化遺産会社として認定されているRELTEX社製のLACTAE HEVEA®の天然ゴムを使⽤し、50以上の⼿作業によってソールとトゥキャップが製造されます。

RELTEX社は、100%天然ゴムの靴底を製造している企業です。
パラゴムノキから収穫されたバージンミルク(乳液)は、機械を⼀切使わず熟練した職⼈の⼿作業で型に流し込みます。

1時間後にまだ柔らかい状態のソールを丁寧に取り出し、⽔の中に⼊れて、そこで乾燥させます。
翌⽇乾燥室に移動させ、その後3⽇間保管して固めます。

機械に頼らず⼿作業の⼯程を経て、ソールとトゥキャップが出来上がります。

インソール・カウンターヒール・芯地 製作

インソールやカウンターヒール、芯地は、
ポルトガルLusocal社製のエコフレンドリーで
⽣分解性のBiorel® を使⽤しています。

Lusocal社は、ヒールカウンターやトウパフなど、シューズ作りには⽋かせないパーツを
30年以上製造し業界をリードしている企業です。
製品だけでなく、使⽤済み材料のリサイクルや、再⽣可能エネルギーを施設に導⼊するなど、
サステナブルな取り組みを積極的に⾏っています。

仕上がったインソールには、ロゴとメッセージがプリントされます。

アッパー製作と縫製

スペインのJuanpoveda社のGOTS認証オーガニックコットンを使⽤し、
ポルトガルのEUROVILDE社によってアッパーが製作されます。

EUROVILDE社は、2018年に品質及び環境管理システムの認証ISOを取得し、廃棄物の除去⽅法やエネルギーと⽔の削減などへの測定可能な基準に合わせて、
⽣態系への影響を保護及び最⼩化するという⽬標を掲げた靴作りをしています。

アッパーは、⼀つ⼀つ⼿作業で丁寧に作られます。

アッパー、ソール、インソールなど別の場所で製作されたパーツは、
職⼈が縫い付けることでスニーカーとして”製品”となります。

このページに記載がある情報は、General Scale Edit.01/Edit.02/Edit.03で採用されているものです。
Edit.04以降のコレクションでは、商品の素材や生産背景が一部または全て異なります。