文、写真:河上 竜平
ここ最近は遠征がなかったものの、なかなかハードワークだった。新しいトリックを取り入れた練習や動画の撮影をしていたのだ。通常のメニューをこなしながら撮影用の練習も行っていたので、日数や時間はいつもと変わらないが濃密だった。
そこで、気分転換に弟のヒイロと3人で銭湯に行くことにした。近所には銭湯が何軒かある。今回はジースケートパークの近くにある六甲おとめ塚温泉に決めた。自宅からは30分弱の距離。ジースケートパークで友だちに教えてもらい、体にもいいと聞いていたので気になっていた。
ここの銭湯の大きな魅力はコストパフォーマンスだ。神戸市灘区の住宅街にありながらも、料金が大人450円、小学生が160円。家の近所の銭湯の半額ぐらいだ。サウナは別料金だが、露天風呂やジェットバスなど数種類のお風呂がある。わたしはこのときまで行ったことはなかったのだが、ジースケートパークに車泊で遠征に来る人によくおすすめしていた。
そして、いよいよ来訪。ふたりともひさしぶりの銭湯に喜んでいる。外観は今風のスーパー銭湯とは異なるが、古すぎず、雰囲気のある銭湯。なかには食堂もあり、常連と思われる人たちが盛り上がっていた。脱衣所から階段を登り、2階と3階が風呂というつくりがおもしろい。
大きいお風呂で、ふたりとも暴れない程度にはしゃいでいた。スケボー友だちから「ここの銭湯のお湯は痛めたところに効くし、元気になる」と聞いていたエマはよく浸かっていた。露天風呂に行くと、涼しい風が心地いい。エマもヒイロもとてもリラックスしていた。だが長風呂が苦手なヒイロが「もう出る」といってギブアップ。リラックスタイムは終了した。
夏場はジースケートパークでシャワーを浴びてから帰ることが多いが、このコスパであれば、たまには銭湯に寄ってから帰るのもいいと思った。
六甲おとめ塚温泉は源泉掛け流し。古くから地元で愛されているちょっと有名な銭湯だ
風呂上がりは定番のコーヒー牛乳。トータル40分ぐらいだったが、ふたりとも満足して、リフレッシュできたのでよかった
POSTED : 2024-05-27