BLOG

TOP BLOG Xゲームズ大阪記者会見

Xゲームズ大阪記者会見

文、写真:河上 竜平

 

6月20日から22日にかけて開催されるXゲームズ大阪の記者会見にエマが招待された。案内の連絡が来たときは聞き間違えたのかと思った。昨年の記者会見の参加者は、オリンピック金メダリストやXゲームズメダリストなど名だたる選手ばかりだったからだ。ちゃんと質問に受け答えできるのか心配もあったが、エマに聞くと「記者会見に出てみたい」という。とても光栄なことなので受けることにした。

 

参加案内から1か月ほどが過ぎ、会見会場の知らせが届いた。場所はEXPO2025大阪・関西万博の会場内だ。しかもオープン前だったので、とてもテンションが上がった。参加者は6名。やはりオリンピック金メダリストやX ゲームズメダリストといった常勝の有名アスリートばかり。内5名がエマのホームであるジースケートパークに縁のある選手で、エマにとっては大先輩だった。あらためて、恵まれた環境で練習できていると思った。しかしエマは、スケートボードを始めたころから独自に練習を続けてきたので、先輩後輩という感覚がわからない。メンツを聞いても緊張することはいっさいなかった。物怖じすることもない。ある意味、それもエマの強みだと思う。

 

そして記者会見当日。万博会場最寄りの夢洲駅に到着すると、オープン前にもかかわらず、事前招待を受けた人たちや関係者で混雑していた。わたしたちは記者会見のみの招待なのでパビリオンを観ることができないのが残念だったが、会期中にぜひ行ってみたい。

 

会場に入ると、世界最大の木造建築物として話題となった大屋根リングがすぐに見えた。奥行きがどれぐらいあるのか想像ができないほどのとてつもない大きさだ。記者会見を行う場所は大屋根リングの外側に位置するヘルスケアパビリオン。到着するとさっそく記者会見のリハーサルがスタートした。わたしは外から様子を見ていたのだが、エマは緊張することなく、大人に混ざってしっかり会話をしていた。リハーサルが終わると、本番まで1時間ほど休憩。エマにリハーサルがどうだったか、本番は大丈夫かと聞くと「何も問題ないし、なんとかなる」と言っていた。

 

今回、大阪府知事と大阪市長も会見に参加するということで、わたしは少し緊張した。でもエマはいつもどおりの様子だった。本番が始まる直前にSPに囲まれながら知事と市長が登場し、本番が始まろうとしていた。SPを見る機会なんてめったにないので、本当に大丈夫かと思ってステージ裏のエマを見にいくと、ボードを触って遊んでいる。本当に気にしていないんようだ。

 

ほどなくして会見がスタート。各選手が登壇し質疑応答が始まった。エマはスムーズに質問に答え、無事に終了した。そのあとは各メディアからの個別インタビューの時間。ここでもまったく問題なく、すべてのスケジュールが完了した。

 

インタビューの際に驚いたことがある。記者の方がSOUND OF SUNRISEのブログを読んでくれていて、その内容に沿った質問があったのだ。「練習にAIを使っているそうですが、くわしく教えてください」といった質問だ。たしかにエマのスケートボードの練習のためにAIを使っているが、実際にはわたしがコーチングで使用している。エマには「AI」という概念を説明していないので本人はわからない。だから少し解答に悩んでいる様子がおもしろかった。とにかく、ブログを読んでくれていることがとてもうれしかった。ほかの場でも「ブログ読みました」とか「参考にしました」とお会いした方にコメントをいただくケースもたびたびあるので、このブログでの発信はとても大切だと感じている。

 

少し話がそれてしまったが、本題に戻ろう。今回、エマにとって始めて記者会見だった。終わったあとに感想を聞くと「おもしろかった。また出てみたい」とのことだった。このような機会を与えていただいたことに感謝し、Xゲームズ大阪でもエマらしい滑りを観てもらえるようにがんばってもらいたい。

Xゲームズ大阪での活躍を願って、ミャクミャクさまと記念撮影

POSTED : 2025-04-25