今年で4年目となるXゲームズジャパンの開催地が千葉から大阪へと移ることが発表された。場所は京セラドームだ。招待制なのでエマが出場できる保証はなかったのだが、2月にXゲームズより招待メールが届いた。バートの出場選手は8名。世界に数多くいるバートスケーターのなかから選ばれてとても光栄に思う。
Xゲームズが日本で開催され、しかも場所は大阪。さらに息子が出場するなんて、わたしにとっては夢のような話だ。本人の努力もさることながら、たくさんの人たちに支えられながらケートボードを続けられ、あこがれの舞台に三度立てるのだと実感している。あらためて感謝が尽きない。
エマにXゲームズ大阪に出場できることを伝えると大喜びした。有名スケーターと一緒に滑れること、会場やアスリートラウンジで海外のスケーターと遊ぶのが楽しみなのだ。そして「Xゲームズで自分のベストが出せるようにがんばっていきたい」と意気込んでいる。
2月に連絡をもらい、今は4月。Xゲームズ大阪の開催は6月なのだが、どんなランにするかなどの作戦はまだ話し合っていない。Xゲームズのような大舞台に限らず、コンペティターは出場するコンテストに向けて戦略を立てると思う。エマの場合、コンテストの少し前にランの内容を決めて予行練習をする。それまでは、具体的に作戦を決めることはない。なぜならば、エマの年齢だとたった1週間で大きく成長することがあるからだ。コンテストまでの期間に新しいトリックができるようになるかもしれない。コンテストのために決めたランの内容に集中しすぎると、新しいトリックの幅が狭まる可能性がある。実際、昨年度のコンテスト続きのときには新しいトリックに取り組むことがむずかしかった。だから今年のコンテストでは、コンテスト直前の自分のベストのランを考えるようにしようと話し合った。
Xゲームズ大阪2025は、昨年末のオーストラリアでのグローブオーストラリアプロから半年ぶりのコンテストである。半年前とくらべると、体や精神面、スキルなどいろいろな面で成長している。コンテストまであと2か月。ベストが尽くせるようにがんばってもらいたい。
ホームのジースケートパークで日々練習を積み重ねているエマ。SOUND OF SUNRISEのTシャツを着ると気合いが入る
弟のヒイロもバートデビュー。ふたりとも自由にスケートボードを楽しんでほしい
POSTED : 2025-04-11