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カイマナ、バリ島で初優勝

文、写真提供:原田 正規

 

先日、長男のカイマナが2週間のバリ遠征から帰ってきた。顔は日焼けして真っ黒。少しやつれた感じは、滞在期間の後半に起こった「バリ腹」のせいだった。「バリ腹」とは、バリ島に行った人なら一度は経験する下痢や食中毒のこと。カイマナは初のバリ島でその洗礼を受けたのである。

 

「バリ腹」になった旅の後半には、大会に出る予定があった。カイマナはアンダー13ボーイズにエントリーしていた。

 

カイマナは「バリ腹」にめげず、順調にファイナルまで勝ち上がった。ファイナルでは、1本目から6.5ポイントをスコア。わたしは、そのあとに誰がハイスコアを出して逆転してくるかと思ってドキドキしながら、ライブスコアを見て応援していた。結果、カイマナのハイスコアを超える選手が出ないままヒートが終了。カイマナは初バリで初優勝をしてしまった。しかも、この大会のアンダー13ボーイズに出場したバリニーズは、バリの次世代を担う選手ばかりでかなりハイレベルだったにもかかわらずだ。

 

わたしは思わず声を出して喜んだ。なぜならわたしは、カイマナのこのバリ遠征のために短い期間で旅費を用意しなければいけなくて、朝から晩までアルバイトをしていたからだ。やった甲斐があった。正直にそう思った。

 

帰国したカイマナは、満面の笑みでその大会で得た優勝賞金をわたしたちに見せつけ、「寿司でも食べに行こうよ!」と言った (笑)。なかなかの親孝行だ。まさか優勝して帰ってくるとは想像もしてなかったので、家族みんなのテンションが上がり、その夜はとても楽しい時間を過ごした。

 

わたしの家族はみんなサーファー。仕事が休みの日は家族でサーフィンに出掛ける。そんな日々をずっと続けて、今がある。大会で勝とうが負けようが、これからも家族でサーフィンを楽しんでいきたいとわたしは思っている。

POSTED : 2025-02-13