文、写真:原田 正規
先日、カメラマンの飯田 健二さんと福島へ1泊2日で撮影をしに行ってきた。ボードテストをメインにしたプチトリップだ。自分でハンドシェイプした3本のサーフボードと、自分でデザインしたオンフィン。それらの組み合わせがどうなのかを試すためだった。
わたしが求める「フリーマニューバー・イコール・フリーサーフィン」とは、競技することではなく、人を気にせず波と自分が向き合い、思いのままサーフィンすることで実現する「自然との一体化」が本来の目的である。そこで、いつもやっているビーチブレイクでボードのテストは十分できてはいたが、ボードの1本1本、確かなフィードバックを得るために、人が少なく波がいい福島を選んだ。
自分が非現実的にいることで宿る感性。それがわたしにとって大切だ。それこそがイメージの源となり、かたちになっていく。
混雑しているいつものサーフポイントでは、気を使ったり、人を避けながらサーフィンすることで雑念が入る。それでは自分のスキル、ボード性能のパーセンテージが低くなる。やはり人混みを避けて、波と向き合える場所が大切だ。今回は短いトリップだったが、やっぱり最低でも1週間は行きたいと思った。
今回撮影した写真や動画は次回のSTORYに掲載されるので、ぜひご覧いただきたい。
POSTED : 2024-12-05